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コラム
2025.07.01

28.工場経営の自動化のために必要なセミナーとは

毎年恒例の行事のようになっていますが、年度末年度初めくらいになると「来年度の社員教育のためにこんなセミナーどうですか?」「今年はこんなメニューを用意しています」のような案内が山のように届きます。

一度、資料を取り寄せようものなら、その後はひっきりなしにメールや電話の嵐。

大量に未読になっているメールの中から、ホントに見なければならないメールを探しながら、不要なメールの削除、削除が面倒くさいのでルール作成で削除を自動化。ゴミ箱がいっぱいになるので空にする、、、の前に、大事なメールがゴミ箱に入ってしまっていないかと気になって見てしまう・・・。

まだ、メールなら自分の都合の良い時間に見ることができますが、営業電話の嵐はそうはいきません。

見たことのない電話番号からの電話。○○詐欺の電話なのか、ホントに大事な電話なのか、パッと見では判断できません。
PCの前で電話番号を検索しながら恐る恐る電話を取り、ホントに大事な電話なのではないかを気にしながらの、電話を切るための言葉を選び。

電話はメールと違って、かかってきたタイミングで無視することができません。何かをしていても途中やめにして対応しなければいけません。

どちらにしても、自分の本来の業務の効率を下げる無駄な時間です。
生産現場で、少しの無駄も許さない!と乾いたぞうきんを絞るように生産ラインのカイゼンをしているのに、社長や管理職のわずか数分とはいえ無駄なメールや電話の対応は、改善効果を簡単に帳消しにしてしまいます。

それでも、工場の問題解決のため、社員の育成のため、セミナーなどの情報を集めるのに、無駄と思われるものでも時間をかけて精査、選別する必要があるかもしれません。
OJTだけではまかなえない内容、外からの新しい知識を取り入れたい、社内の人材不足により指導時間が確保できない、などセミナーは会社の成長のためにはやはりとても有効な手段です。

それにもかかわらず、セミナーに送り出した社員のひと言目は

「会社に言われて来た」

自分の成長にもつながるかもしれない、社内から自分が期待され選抜され送り出された、ということを思う社員参加者は少数派かもしれません。まだ何をするのかよくわからないセミナーが、ホントに有効なものなのかもしれないので、参加するときの心構えだけで無駄な時間になってしまうかもしれませんし、その後の人生をいいものにするかもしれません。

とはいえ、かなり意気込んで参加したのに「こんな内容でお金取るのか!?」「チラシに書かれていた内容を聞きたかったのに、ぜんぜん的外れだ!」と怒りを覚えることも。

受けに行った側だけでなく、受けさせた側も同様です。
こんなことなら通常業務をやらせておけばよかったと・・・。

このように、セミナーに限らず、社員教育をするために多くの時間と労力を費やし、時に気持ちを揺さぶられながら、新たな知識を身に付けていくには、そして社員が成長していくには、数を打ち、当たるまでやるしかないのでしょうか。


実際にある、少し具体的な例をご紹介します。
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工場の生産ラインの生産性向上、管理業務の効率化には、IT化は必須です。数年ほど前からDX化ともいわれ始めましたが、そもそもこの二つは全く定義が異なります。その定義に詳しく触れることはしませんが、外部から発信される定義をキチンと理解しないまま、自分の思い込みのままセミナー探しをしてはいないでしょうか?

特にDX化については、何なのかよくわからないけどみんなやらないといけないらしい、というプレッシャーをお持ちの方が多くいます。

「○○管理システム導入セミナー」(架空の題名)のようなものがあったりします。

この題名を聞いて、みなさんはどのようなセミナー内容を想像されるでしょうか?
- ○○管理システムの概要や機能の説明?
- 導入の手順や導入後の使い方?
- 今の業務がどのようなものに変わるのか?
などのようなことを想像する方もいるでしょう。

そのような人が受講した内容が、
- 現場改善の進め方、現場の問題点の洗い出し方
- ○○管理に関する数値管理の仕方、分析手法
- IT化とDX化の違いとは?
このような内容だった場合どのような受け止め方になるでしょうか。
題名に対する内容については間違いではないと思います。

しかし、「へぇ~!新しいことを聞いた!」となるのか「いや、聞きたいのはそこではなくて・・・」などのような受け止めもあるでしょう。前者であれば、いい出会いがあったとかこのセミナーに縁があったのでは?と、いわばスピリチュアルな世界かと思うような受け止めもあるかもしれません。

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100%の工場関係者だれにでもぴったりくるセミナーというものはないわけで、しかしそのようなセミナーがある以上、だれかにはヒットするわけです。

課題はハッキリしているんだけど何をすればいいのかわからない状態のところに、ちょうどタイミングよく探していたものが見つかるとか、もう少し何かが足りないと思っていたところにピタッと来る情報が入って来たとか、運がよかったといえばそれまでですが、それまでにやっていることをやっていなければ、どんな情報も気付かないうちに通り過ぎてしまいます。

「チャンスに後ろ髪はない」という言葉がありますが、チャンスは一瞬で通り過ぎ、気付いた時にはもうつかむことができない、という例えのようですが、工場経営について日ごろから何かに取り組んでいなければチャンスには出会わないでしょうし、日ごろ取り組んでいることが間違っていればそれもチャンスには出会うことができないでしょう。

工場経営について、日ごろの取り組みが問題解決につながっているでしょうか?新たなチャンスをつかめているでしょうか?
もし変化がなければ、チャンスに出会えない取り組みを、自らしてしまっているかもしれません。
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