自分が指示を出さないと現場が回らない。社員が指示待ちで、自主的に動いてくれない。トラブルがあればすぐに社長に報告、対応するのはいつも社長。そんな状態では、社長は現場に手足脳みそを奪われ、本来やるべき経営戦略や新規事業開発に時間を使うことができません。
管理職を育てようとしても、求められる能力は多すぎます。生産スケジュールの管理、人員配置の判断、社員評価、トラブル対応——これらを同時にこなせる人材はなかなか育ちません。育てるのに時間とコストをかけても、辞めてしまえばゼロに戻ります。現場を任せられる管理職がいればと、ヘッドハンティングや人材育成にお金をかけ、それなのに効果がなくガッカリしている社長をたくさん見てきました。
だから社長は現場から離れられない。現場に口を出さなければならない状況が続くのです。
しかしこれからは、AIが解決してくれることがとても多くなってきました。これまでのやり方に固執せず、新たな段階に進むチャンスです。
これを実現するのが「工場自動化経営」です。現場の管理に必要な情報、社長と課長が共有していなければいけない情報などがデータ化されていれば、AI課長は社長に的確な提案をしてくれるでしょう。高額なシステムは必要ありません。まず仕組みを整え、AI課長を育てる。その二つが揃って、はじめて社長が現場を離れられる工場が完成します。